詩吟の情報05「余韻の分類」

                    
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「余韻」の分類 

  余韻の分類は「用語の定義」で大凡のことを述べましたが、ここではより具体的に表現したいと思います。

【延ばし】同じ高さの音を伸ばすこと
 【ゆり流し】延ばしの後、ゆりを入れ更に同じ音を延ばしゆりを入れずに終わる
 【ゆり止め】延ばし+ゆりの後音を止める。
  【中音ゆり止め】
  【高中音ゆり止め】
中音から始まる奇数句の第一小節に使用される
  【主音ゆり止め】主音延ばしの後ゆりを入れて音を切る
  【高音ゆり止め】
  【中高音ゆり止め】中高音1段下げ、絶句の転句第一小節に多く使用される
  【低高音ゆり止め】低高音1段下げ、絶句の転句第二小節に多く使用される

【下げ】音高を延ばしたあと下げること、一段下げ、二段下げ、三段下げ
 【大山】
高高音から、2段下げ+2段上げ+2段下げ+2段下げ又は3段下げ
 【山】高音から、1段上げ+3段又は4段下げ
 【高い山】中高音から、1段上げ+2段下げ+2段下げ
 【低い山】低高音から、1段上げ+3段下げ
 【半音】低高音から、2段上げ+2段下げ+2段下げ
 【小山】低高音からの2段下げ、多くは1音上げるゆりが加えられる
 【ゆり落とし】中音からの3段下げ。奇数句の最後の小節に必ず使用される。
【一段下げ】
【二段下げ】
【三段下げ】
【上げ】音高を延ばした後上げること、一段上げ、二段上げ、三段上げ
 
 【低音三段上げ】
低低音3段上げ+(主音)ゆり止め
 【中音三段上げ】主音2段上げ+2段上げ+1段下げ延ばし+1段上げ+2段下げ+2(又は3)段下げ
 【ゆり上げ】延ばしの後ゆりを入れた後一つ上の音に上げて切る
【吟変わり】最初の音を延ばした後下げ、その後上げる、低音、中音、高音、最高音の4つに分類される
【低音吟変わり】
 【低音吟変わり】中低音延ばし+3段下げ(中間音は除く)延ばし+主音ゆり止め 
 【中音吟変わり】主音延ばし+1段下げ伸ばし+主音ゆり止め
 【高音吟変わり】中高音延ばし+3段下げ+3段上げ+ゆた止め
 【最高音】最高音延ばし+3段下げ+1段上げ+ゆり止め




【平らにひく】ゆりを入れないで単に延ばす、岳精流ではゆり延ばしが推奨される
【音変記号】1つの小節の中で音高の変化をつけるためのもの、余韻の縮小版とも考えられる
【しゃくり〔 〕】
【つなぎ〔 〕】

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