| Lesson2「不識庵機山を撃つの図に題す」を覚える |
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不識庵機山を撃つの図に題す 頼 山陽 鞭声粛々 夜河を渡る/ 暁に見る 千兵の 大牙を擁するを/ 遺恨十年 一剣を磨がき/ 流星光底 長蛇を逸す/ ここでは読めない字があっても良いですよ。後でしっかりと読めるようになります。なにせ、仮名字でこの詩を書き記しているのですから。解説 1.「不識庵」は上杉謙信のことを言います。謙信は出陣と決まると庵にこもって瞑想したそうです。その庵が「不識庵」なのでしょう。 2.「機山」は武田信玄のことです。由来は知りません。 3.随分昔の記憶なのですが、謙信が馬にまたがって刀を振りかざししており、信玄は床几に座って軍扇を振りかざしている掛け軸を見たかすかな記憶があります。頼山陽は恐らくこのような絵を見て想像をたくましくしてこの詩を作ったのでしょう。 勿論、川中島の合戦などの歴史的事実を知った上でのことでしょうけどね。 4.吟ずるときには最初に題名と作者名を言います。詩吟はここからすでに始まっているのです。 Lesson2ではこのことを無視していますので後で勉強することにしましょう。 5.日本人の作った漢詩は割合分かり易いです。ちょっと注釈を加えますと、 1)「鞭声」、馬に当てる鞭(むち)の音 2)「千兵」、たくさんの兵のこと 3)「大牙」、謙信のこと 4)「遺恨」、恨みを残すのは「・・逸す」からです。即ち、「遺恨」は後の文章全部に掛かっているというのが正しい解釈のようです。「遺恨」の変わりに「遺恨なり」と表現している教本もあります。 5)「流星光底」、私も良く分かりませんが、「一瞬の遅れで」というような意味なのでしょう。 この詩一つを覚えれば「詩吟できるよ!」と自慢できるかも知れません。でもそれではつまらないですよね。 詩吟を学ぶ意義については別項を設けましょう。 それではいよいよ実習です。最初は「稽古のページへ」をクリックしてください。 稽古のページへ 詩吟独習に戻る |