詩吟完全独習法

 このページの目的は、 「独習で詩吟を覚えて貰おう」というものです

 インターネットで検索しますと、「詩吟独習法」と称する本が存在します。
 私が検索した2冊の本はいずれも5線譜を使っています。初心者には一番分かりやすいのでしょうね。
 
 このサイトでの詩吟独習のメリットは、一つは「無料」であること、もうひとつは「音、声」を聞くことができる、の2点です。

 対象者は全くの素人です。
 ただし、「メロディを聞けばそれを真似して唄うことができる、何度か聞くにしても」という能力を持っている人に限ります。 
  「カラオケ」ができる人ならば問題ありません。

 カラオケの愛好家で歌を覚えるのは殆どの人がテレビ、テープ、CDなどで何度も聞いて覚えるのだと思います。
楽譜で覚える人なんてそういないでしょうからね。
 ですから、このページでもまず最初は「耳で聞いて覚える」のを中心にした練習をします。
「五線譜」は補助手段です。
 
目で見て、耳で聞いて、そして、自分で声を出す、そう、目と耳と発声機構を駆使して覚えます。

 先ずは音階練習です。基本練習の一つであり、後のLessonで役立つので何度も繰り返して練習するのが良いでしょう。

  なお、詩吟の私なりの定義は、
「詩を小節に分けて、小節の文章を朗読するとともに、最後の母音を延ばし、ふし(音の変化)を付けるもの」と言えます。
「母音」には「ん」も含みます。
この「ふし」のことを「余韻」と言います(流派によって異なりますが)。

Lesson 1 音階練習(稽古)
 「五線譜」を見、音を聞きながら音階練習をします。この練習は何度も繰り返します。
また、次のLessonごとに最初には必ずこの音階練習を行います。
「声馴らし」、「ウォーミングアップ」にもなります。ですから、なるべく大きな声を出してください。
          「うるさい!!」と怒鳴られない場所と程度で。

 なお、この音階は「陰旋法」と呼ばれています。この他に「陽旋法」も詩吟に使われますが、これについは後で取り上げます。

Lesson2 「不識庵機山を撃つの図に題す」を吟ずる(稽古)
 実際の録音した「吟」を聞き、「五線譜」を見ながら、真似をして声を出す。
 声を出すのは何度でも繰り返す。覚えるまで。覚えたら何も見ずに声を出す。
 この吟を丸覚えしたら、詩吟の半分はマスターしたと言っても良いかも知れません。ちょっとホラ気味ですが。
 そう言いたいほど、 カラオケの1曲を覚えるのとは全然違う、Lesson2をマスターすることの価値は大きいのです。

Lesson3「富士山」による(稽古)
やり方はLesson2と同じ。lesson2のときに比べてはるかに習得が早くなっているはずです。
また、節調(メロディ、旋律)に共通項が多いことが分かるでしょう。

Lesson4 数吟について同じ練習をする(稽古)
 1つの吟題をマスターする時間は数をこなすほどに短くなってゆきますよ。新しい「余韻」も出てきます。



Lesson5 漢詩吟詩の構成(解説)
 これまでの習得で、ある程度理解している部分がある筈ですが、ここで整理して頭に入れて貰おうというものです。

Lesson6 「アクセント」について(解説)
 詩吟においてアクセントは重要な意味を持っています。
それは吟者自身が正しいアクセントを使う義務があるからです。
そのあたりの意味合い、そして日本語のアクセント、標準アクセントの特徴などについて概説します。

Lesson7 「吟譜」について(解説
 五線譜はあくまでも初心者のためのものと考えています。
通常の吟譜は漢詩の読み下し文、又は日本語の詩に余韻記号や音高記号が付けられたものです。
したがって更にレパートリーを広げるためにはこのような「通常の吟譜」を読む必要があるのです。

Lesson10  発声法について(解説と稽古)
 1)「上に響かせる」練習(小鼻を広げる)
 2)「お腹で支える練習」(丹田に力を入れて発声する)

Lesson17 陽旋法について(解説と稽古)



資料集
(「盛年元気」のHPに掲載していた「詩吟」関係をここに引越ししました。
   いずれ、整理するつもりですが、さしあたってはただ移籍しただけにしています。



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作者にとってはそれが「やる気の糧」になるのです。

詩吟関係リンク
更新履歴
作者へのメール

    

*********     以下のLESSON は未完です   *****************************

Lesson8 「余韻」について(解説)
 1)種類、名称と五線譜表示
 2)「五線譜」に沿って吟ずる(録音したものを聞きながら)。

Lesson9 「吟譜」を見ながら標準吟(Lesson2〜4で練習したものと追加分)で吟ずる


Lesson11 「ゆり」「小ゆり」について(解説)

Lesson12 ゆりの練習(稽古)
 1)基本練習(母音だけで音の変化をつけて唄う)
 2)実際の「余韻」ごとに具体的な「ゆり」を付けて唄う。

Lesson13 「吟譜」を見ながら「ゆり」をつけた「余韻」で吟ずる。

Lesson14 和歌の練習
 1)Lesson2〜4と同様の練習
 2)Lesson9 同様の練習
 3) Lesson12 と同様の練習

Lesson15 俳句の練習
 1)俳句の音階(解説と稽古)
 2) Lesson2〜4と同様の練習
 3) Lesson9と同様の練習
 4) Lesson12 と同様の練習 

Lesson16 新体詩の練習


Lesson18 「コンダクターについて」(解説)

 

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